PICK UP 社員のオフの日の取組み

ニーズウェルでは社員の働き方改革の一環として「残業時間の削減」「有給休暇取得奨励日」「プレミアムフライデー」導入などを取り入れております。
充実したOFF TIMEを過ごし、心身健康でいることが仕事の生産性向上やダイバーシティマネジメント、働きがい、次の仕事へのアイデアへと繋がっていきます。このページでは、そんな社員のオフタイムをご紹介します!

通訳ボランティアの活動

在留外国人や帰国者など日本語を母語としない人たちの日常生活における無償の通訳派遣や多言語相談など、主に「語学」による支援をしている。

-主な仕事内容を教えてください-

在留外国人のための無料法律相談や医療・法律・教育など様々な場所への通訳派遣、災害時の外国人支援なども行っています。
もちろん現場での活動もありますが、「理事」や「事務局長」という立場で、運営面やボランティアメンバーの管理・サポートをしています!
いずれも大学生の時に任命していただきました。難しいこともありますが、他のメンバーと協力して活動しています。

-始めたきっかけは?-

大学生の時、叔母の家に韓国人の方がホームステイしていたんです。そのことがきっかけで“在国外国人”を身近に感じるようになって。テレビなんかを見ていて、外国人の方の立場にたって物事を考えると、日本で偏見や差別で苦しい思いをしている方が多いな・・と気づいたんです。
彼らを支援したい!という気持ちと、消極的な自分を変えたい!という思いもあって、大学2年生の時に、ボランティアをインターネットで探して、この団体を見つけたんです。活動理念にとても共感できたので、思い切って参画を決意しました!

大学では法学部で法律を学んでいましたが、外国人の方との連絡はメールで英語を使うことが多いので、アルバイトで貯めたお金で英会話に通ったりして勉強しました。
実は、活動しているメンバーや理事のメンバーも英語・中国語・韓国語など語学に強い人や在留外国人が多くて。私は純日本人なので自分の立場について悩んだこともあったんです。
日本人の私が彼らの気持ちが理解できているのか・・?とか。
でも日本人だからこそ分かる、考えられることもあると強みにも捉えて頑張らないとなと。自分のできることを探しながら活動しています!

-どんな相談を受けますか?-

例えば病院の診察の時、専門用語が多くて先生の説明が理解できない時や、役所の手続をしたいのに、日本語が難しい時などには通訳派遣を依頼されます。法律相談で一番多いのは「労働問題」ですかね。最近はコロナで労働・不当解雇に関する相談が増えました。日本語は複雑で用語も難しいですから、生活の中で“言語”による悩みを抱える方は多いです。

そこで日本語の支援としてやさしい日本語教室も実施しています!
通常は難しいことばを避けて日本語を教えていきますが、逆に「避難所」など災害時や緊急時に頻繁に使われることばはそのまま教えるといった細かいルールもあります。単に「日本語を学ぶ教室」という趣旨というよりかは、外国人の方に「日本で安心できる場、気軽に話ができる場」を提供することを目的としています。

-活動の中で大変だと感じることはありますか?-

日本語教室もそうですが、コロナの影響で対面での活動が難しくなりました。オンライン活動への変更・現場活動での人数制限があり、運用面も課題です。
仕事をしたいボランティアメンバーが多いのになかなかお仕事依頼ができないので、全体を見て仕事量や質に不平等が生じないように業務を割り振ること、やりがいをなくさせないように活動を継続してもらえるよう調整することが大変です。

個人的には社会人になってから仕事とボランティア活動の両立が大変になりました。会社ではまだ新入社員として覚えることや学ぶべきことが沢山あります。
仕事の後や休日はボランティアの理事会議や事務局の資料作り。
目まぐるしい毎日ですが、それでもやっぱり頑張っていけるのは相談にいらっしゃる方を助けたい気持ちと、周りの方のサポートの陰だと思っています。

-ボランティアと仕事-

このボランティア活動を通じて業務遂行力・期限内にタスクを処理すること・責任感が身についてきたかなと感じています。特に事務局長・理事などの役職についてからは与えられた仕事だけでなく、全体に視野を広げた活動ができるようになった気がします。
こうしてボランティア活動を通じて経験したこと、身についたことを仕事でも生かせるようにしていきたいと思い、今もボランティア活動と仕事の両立をしながら頑張っています。

中には涙を流しながら話を聞いてほしいといらっしゃる相談者の方もいます。偏見、差別で苦しむ人をこれからも支援していきたいですし、こうした社会的意義活動は絶えさせたくないと思います。
年齢やバックグラウンドが全く違う方と多く出会い、貴重なお話を聞かせていただくのも面白いなと感じます。相談者の方から感謝されたときは、やはり嬉しいですし、やりがいも大きいです!

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